2019年12月15日日曜日

ドラマ『G線上のあなたと私』を映画『2001年宇宙の旅』風に解釈してみる

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[まとめ買い] G線上のあなたと私


ドラマ『G線上のあなたと私』を映画『2001年宇宙の旅』風に解釈している自分がいる。

つまり
モノリス=眞於先生
であると



『2001年宇宙の旅』という映画で描かれる400万年前の『人類の夜明け』・・・
モノリスに出会った猿たちは道具を使うことを覚え、二足歩行を始める。
道具を使う→狩猟生活の始まり→やがて農耕生活へと移行、その営みはついには宇宙にまで到達するレベルにまで発展・進化する。

人類の絶滅危機を救い、進化のきっかけを与えたのはモノリスだった。

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2018年のある春の日、海老名市のショッピングモールにモノリス・眞於先生が降臨する。

その場に偶然居合わせた迷える3匹のヒトザルたちはモノリスの導き(救い)により『バイオリンを弾けるようになりたい』と思い始める。

400万年前にヒトザルが道具を使って狩猟をはじめる行為と、『これほど無駄なものはないバイオリン教室に通う行為』は、実は同等のものなのである。

このドラマは、ただのラブコメではおさまらない…「人類の救済」「人類の夜明け」を描いたドラマなのである。



■月をみるもの(Moon watcher)〔ヒトザル〕

9話、也映子は部屋の窓を開け月を見て女子力の降臨を願う・・・
幸恵さんは涙ぐみながらおでんの屋台で月を見上げる・・・

※上に、3匹のヒトザルが…と書き込んだが、
基本的に絶滅救済の知恵を獲得したのは女性である=『月をみるもの』
理人(オス)だけは別の理由で、モノリスに近づくためにバイオリンを始める。



『G線上のあなたと私』が、
種の絶滅危機と進化をベースに扱ったドラマである以上、出産(赤ちゃん)場面が描写されるのは偶然ではなく必然である。
そして最後に、進化のパイオニアである也映子と理人が結ばれ子孫を残すのもまた必然なのである。



今から400万年後の未来の大人たちは「宗教※a」「人種」「家族」「国」「学校」「職場」「世代」等を超越した何か「バイオリン教室」的な大きなコミュニティー『人間愛』を当然のごとく獲得していて、2019年現在に生きる私たちより有意義で楽しい人生を送っているかもしれない。

※a:3コンの直前、理人、也映子、幸恵はそれぞれ違うポーズをとって成功を祈るシーンがあるが、これは3人の関係が宗教を含めた環境の違いを超越したものであることを示している。


『G線上のあなたと私』=惑星直列


↑余白のある優秀なドラマなので、まあこういう妄想もできるっていうことで・・・